とは「日の出の太陽のさま」。
 旭日
などと使われます。
 曈々集には5名の選者がいます。
 選者夏を詠む  

   
 風波の跳りて鵜飼開きかな 卯滝文雄
 玉解きて風の芭蕉となりにけり
 土干して退治のはずの根切虫
 如庵に灯入りて卯の花腐しかな
 川ここに大きく曲がる行々子
 投函にまだ日盛りとならぬうち 小室藍香
 生り年の梅酒の瓶の並ぶ庫裏
 梅雨茸に辷る木橋も朽ちそめし
 船洗ふ漁師父子の跣足かな
 海見える窓辺にジャズとソーダ水
 爪先のマニキュア紅き海開 中本真人
 神輿組むジャージ姿の巫女交り
 登校の吾子の黄色き日傘かな
 船遊ライフジャケット借り合うて
 しやがみ込み目の座りたる日射病
 万緑の一山籠めて霧湧けり 西上禎子
 滝風の煽るにまかせ若楓
 立退きの跡地に熟れて枇杷たわわ
 天道虫這はす手の甲掌
 代々を熊野暮しの夜振かな
 五月雨の水輪を水輪消してゆく 山内茉莉
 なめくぢの小さく肥るレタスかな
 海風は鍔広が好き夏帽子
 義理果すための喪服の暑さかな
 夕日落つ向日葵畑染め終へて